ユニバーサルデザインで安心の住まい

「ユニバーサルデザイン」とは、年齢や性別、国籍、能力を選ばずにできるだけ多くの人が使いやすい様に設計されたもののことを言います。
住まいにおけるユニバーサルデザインでは、子どもから高齢者まで、すべての人が不自由なく安全に使えるだけでなく、介護・医療と連携して高齢者をケアするサービスを提供できることも求められています。
では一体、どのような製品や設計であれば、すべての人にとって暮らしやすいといえるのでしょうか。住まいの見直しポイントから、安心安全で暮らしやすい住まいを知っていきましょう。

転倒しにくく、万一の転倒にも危険を軽減する床。

東京消防庁のデータによると、都内で平成21年に救急搬送された不慮の事故の、実に56.1％を「転倒」によるもので、高齢者のみの割合では、72.1％とさらに高くなっています。また、発生場所の56.7％が「居住場所」となっており、居住場所中でも「居間」が63.8％と生活の中心である場所での危険が多いことを示しています。
こういったことから、家庭内の事故を防ごうと、特殊クッション層で滑りにくく、万が一の転倒や物の落下時にも衝撃を吸収してくれる床『衝撃吸収フロア ネクシオ』を開発しました。
安全な歩行はもちろん、傷や凹みにも強く変色を抑える特長もあるため、長くご使用いただけます。

夜間・停電時に発光して移動をサポート。

高齢になると夜間にトイレに何度も行くように。暗い中を移動するのは、大変危険です。また、停電などで急に周りが暗くなり、なにも見えなくなることも。
平成23年版消防白書によれば、住宅火災の死亡者の過半数が65歳以上の高齢者です。原因は火災発見の遅れによる「逃げ遅れ」が一番多く、54％となっています。夜間や停電時、あるいは災害発生による非常時。こんな時に、安心して歩行できる誘導線として開発したのが、『あかりサポート』です。
いま注目の蓄光素材を巾木、手摺、バー引手、壁厚収納に組み込み、電気を一切使わずに昼間の自然光や照明から蓄えた光エネルギーを可視光線へ変換するため、特に難しい操作はせずに夜間や停電時に安全な移動をサポートします。