床のお手入れ

• 日常編

  毎日のお掃除は
  手軽な乾拭きで
  

  日常の
  お手入れ

  毎日のお掃除は手軽な乾拭きで

  床材掃除の基本は乾拭きです。ワックス不要の床材は、掃除機やホウキでゴミやホコリを取り除き、乾いた雑巾やモップで軽く拭きあげます。市販の紙製モップ（ワイパー）なら、一度にまとめてお掃除できますが、材質によっては繊維が引っかかる場合がありますのでご注意ください。

  

  ロボット掃除機を使用する場合、ものを引きずったままの走行や異物を噛み込んだ場合など、使用状況によって床材表面を傷つけることがあります。
  また、水を吹きつけるタイプ（ウェットタイプ）のロボット拭き掃除機は、床材にひび割れや変色を生じさせたり、継ぎ目から水分が入り、膨れ、すき間、表面のはがれなどの原因となる場合があります。ご使用はなるべくお控えください。

  

  

  化学雑巾（モップ）を水濡れ箇所に絶対使用しないでください。
  フロア面が白っぽくなるおそれがあります。
  化学雑巾（モップ）をフロア上に長時間おくと、変色するおそれがあります。

• 日常編

  月に1度の
  リセット掃除
  

  日常の
  お手入れ

  月に1度のリセット掃除

  素足による皮脂汚れや、窓からの風と一緒にやってくるホコリや排気ガスなど、意外と汚れがたまる床材。汚れがひどい場合には、リセット掃除をしてください。

  

  水で固く絞った雑巾で汚れを拭き取ります。中性洗剤を使う場合は、床材に適したものを使い、その後必ず洗剤を完全にふき取ってください。
  スチーム洗浄機は、床材の膨れやひび割れ、変色、カビなどの原因となりますので絶対に使用しないでください。

  

• トラブル編

  床にツヤが
  なくなってきたと
  感じたら
  

  困ったときの
  お手入れ

  床材にツヤがなくなってきたと感じたら

  ワックス不要の床材も、経年や使用状況により、表面加工が摩耗しツヤが失われていきます。その場合は、半年に1度くらいのペースでワックスがけをすると美しさをキープできるだけでなく、床材の保護にもつながります。

  仕上げ	推奨ワックス
  艶を同程度に仕上げる場合	ナチュラルック	（株）リスダンケミカル
  	ハイテクフローリングコートつや消し40	（株）リンレイ
  艶を高く仕上げる場合	ハイテクフローリングコート
  艶を低く仕上げる場合	ハイテクフローリングコートつや消し20

  ※ワックス剥離剤は、フロア表面塗膜を侵しますので、絶対に使用しないでください。
  ※ワックスがけの前後に、化学雑巾は使用しないでください。

  ワックスがけの基本的な方法

  

  1. フロア表面、目地（溝）に詰まったゴミやホコリを取り除き、水か、注意書き通りに希釈した住居用中性洗剤で全体の汚れを落とします（中性洗剤を使った場合は、必ず水で固く絞った雑巾で水拭きし、洗剤成分をしっかりと落としてください）。
  2. フロア表面と目地（溝）部分をしっかりと乾かします。
  3. ワックスをきれいな雑巾に適量含ませ、しずくが落ちない程度に絞り、木目方向に沿って薄くムラなく塗り広げます。初めて使うときは、床材の目立たない部分で少量から試し、異常がないことを確認してください。
  4. ワックスを自然乾燥させます。完全に乾く前に、上を歩いたり家具を移動させたりすると、塗りムラとなりますのでご注意ください。部屋の風通しを良くして、晴れた日なら夏は30分、冬は50分を目安に乾かします。

  ワックスがけを上手に仕上げるポイント

  • ワックスがけに適しているのは、天気が良く空気が乾いた日です。室温が5℃以下のときや、雨で湿度が極端に高いときはフロア表面が白くなる場合があるため、ワックスがけには向きません。
  • 廊下の端や家具の下など、人が普段歩かないところはワックスがあまり摩耗しません。何度もワックスがけをすると、塗膜が増して色が変わって見えることがありますので、塗り過ぎにはご注意ください。
  • ワックスは必ず雑巾やモップなどに含ませて広げてください。直接、床材の上にまくと塗りムラや、目地部分からの染み込みにより部分的に膨らみが出る恐れがあります。

  

• トラブル編

  こぼした！
  傷ついた！
  

  困ったときの
  お手入れ

  こぼした！　傷ついた！

  牛乳やコーヒー、醤油などをこぼしたら

  表面の木目や床材の隙間に染み込む前に、固く絞った雑巾で拭き取ってください。雑巾を何度か替えながら、こぼした成分がなるべく残らないように拭きましょう。
  時間が経つと変色やシミの原因になります。
  コーヒーや醤油といった色が濃いものだけでなく、灯油やドレッシングのような油分が多いものは、特にシミになりやすいのでご注意ください。

  クレヨンやマジックで落書きをしてしまったら

  

  クレヨンや油性マジック、水性インクなどをつけてしまった場合は、アルコールまたは市販の染み抜き用ベンジンを少量含ませた布で、軽く速やかに拭き取ります。
  必ず、目立たない場所で塗装面に影響がないことを確認してから行ってください。時間が経つと落ちにくくなりますので、できるだけ早急に。

  キズをつけてしまったら

  軽いキズは、床材と同系色の床材用補修カラーや市販品の補修用クレヨンを塗り込み、はみ出した余分な部分を乾いた布で拭き取ると目立ちにくくなります。 大きく深いキズの場合は、表面を一部貼り替え、もしくは補修材を溶かして埋めることができます。補修は専門業者へお問い合わせください。