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「ふじのくに美しい森林づくり 緑の基金」協定締結のお知らせ

2020.02.10 お知らせ
当社は2020年1月22日、静岡県森林組合連合会が2019年12月に創設しました「ふじのくに美しい森林(もり)づくり 緑の基金」と協定書を締結いたしました。

本基金は、「森林を守り、育て、活かす「森林との共生」に向けて!」をスローガンに、静岡県内で企業活動を行う事業者等が、人工林の育成に貢献するために自主的に拠出する協力金の活用を通じ、森林資源の保続、循環利用を図ることを目的にしております。当社としても、事業の継続に向けて安定した原材料の調達が必要であり、関わりの深い静岡県の森林資源の保持、並びに循環利用のための再造林への支援を行うものです。

当社は1902年に現在の富士市で野田材木店として創業し、100年以上木と共に歩んできました。近年では2013年、静岡県が推進する「ふじのくに森林・林業再生プロジェクト」に呼応し、原木生産者の安定した販売先として「原木の安定取引に関する協定書」を静岡県森林組合連合会、並びに静岡県民間素材生産事業者協議会と締結し、静岡県にはなかった大型木材加工工場として合板工場を新設しました。

現在は、主に静岡県や周辺地域から伐出されるヒノキやスギを原材料として国産材針葉樹合板を製造し、合板として販売するだけでなく、自社内装建材製品の原材料としても用途を広げております。

また、合板製造工程で発生する剥き芯等の廃資源についても中質繊維板(MDF)への原材料としての活用にも取り組んでおり、バリューチェーンを通した木質資源の価値創造に努めているほか、2017年より静岡県へ剥き芯約6万本寄付を実施しており、「ふじのくに森の防潮堤づくり」で防風垣に利用され植栽木を守るのに役立っています。

このように当社事業は森林資源と関わりが深く、事業を通して原木生産者の安定した販売先としての受け皿となり、合板やフロア台板への活用等、用途を開発、拡大することで、国産材の価値創出していくことに加え、持続可能な林業経営や林業施業推進に貢献するべく本基金の趣意賛同に至り協定を締結しました。

<参考>
静岡県森林組合連合会ホームページ(こちらをご覧ください)
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