Clipping Life
【お家づくりの用語解説】「ZEH住宅」とは?
概要とメリットを解説
電気料金が高騰するなか、光熱費を抑えられる住宅は多くの方が関心を持つテーマ。マイホーム購入でよく耳にする「ZEH住宅」は、まさに室内を快適に保ちながら光熱費を大幅に抑えられる高性能な住まいです。マイホームをZEHにすれば、快適な暮らしが叶えられるほか、税制優遇などさまざまな恩恵を受けられます。
今回は、ZEH住宅の概要とZEHにするメリット、知っておきたい認可基準について解説します。
(※2024年4月時点での情報です。最新の情報については行政・自治体のホームページをご確認ください。)
ZEH(ゼッチ)は、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語。「省エネ」「創エネ」「高断熱」を組み合わせることにより、「エネルギー消費量ゼロを目指す住宅」のことを言います。
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて普及が計画されているZEH。「2030年度以降に新築される住宅は、ZEH水準の省エネ性能が確保されることを目指す」と、2021年10月に閣議決定されています。そのため、今後もZEH住宅や普及に向けた補助制度は増えていく見込みです。
ZEHの認可を受けるには、「高い断熱性能」が求められます。
その分、「省エネ」という観点で大幅な光熱費削減が見込め、さらに快適な室温をキープできることから、住み心地の良さも感じられます。また、「創エネ」の観点では、災害など万が一の場合に「太陽光パネルから電力を確保できる」という大きなメリットがあります。
その他、「補助金や住宅ローンに関する優遇措置が受けられる」というメリットも。
例えば、ZEHなどの木造住宅が対象となる「地域型住宅グリーン化事業」では、新築1戸につき最大140万円の補助金が受給可能です。
住宅ローンにおいては、借入当初から5年間の金利優遇が受けられる「フラット35S」や、最大13年間にわたり住宅ローン残高の0.7%が所得税から控除される「住宅ローン減税」があります。
ZEHとして認可されるため満たすべき基準は以下のとおりです。
(1)ZEH強化外皮基準
(2)再生可能エネルギー等を除き、基準とする一次エネルギー消費量から 20%以上の一次エネルギー消費量削減
(3)再生可能エネルギーを導入(太陽光パネル等)
(4)再生可能エネルギー等を加えて、基準とする一次エネルギー消費量から100%以上の一次エネルギー消費量削減
とくに重要なのが、(1)の「ZEH強化外皮基準」。外壁や窓、床など住宅の外皮にあたる部分の「断熱性能」の基準です。
断熱性能の基準は、「UA値」という指標で定められています。
UA値は数値が小さいほど断熱性が高いことを表し、東京などの区域であれば、基準値はUA0.6以下。これは「長期優良住宅」の基準にもなっている断熱等級5相当となっており、高い断熱性を誇る住まいといえます。
ZEHとして認可されるためには、こうした高性能な「断熱性能」と「省エネ設備」、さらに消費エネルギーを賄うための「太陽光発電システム」の搭載がほぼ必須。そのため、一般の住宅より初期費用が高くなる傾向があります。
ZEHの重要なキーワード、「高断熱」。これを実現するためには、窓やサッシの性能に加え、住宅の構造部分である「構造材」もZEHと相性の良いものを選ぶ必要があります。
ノダの耐力面材「ハイベストウッド」は、木材を組むのではなく、面で骨組みを支えるため、断熱施工にムラが出にくく、最大限に断熱材の効果を高められます。
また、高断熱の住宅は熱がこもりやすいため、住宅を長持ちさせるためには「湿気のコントロール」が要に。ハイベストウッドは、発生した湿気を外へ放出する「透湿性」に優れているため、建物の劣化を防ぎながら長く安心・安全に暮らしていただけます。
その他、ZEHの住まいを建てる際は、太陽光パネルを屋根に載せた場合の壁の強度についても気になるところ。
箱のように壁面で住まい全体を支えるヘイベストウッドは、ZEHに必要な重量の太陽光パネルを搭載した屋根の圧力を、バランスよく分散するのが特長です。地震などの大きな圧力にも強く、住まいの安定性が保たれます。
▼詳しくはこちらの動画をご覧ください
ZEHは新築のほか、中古住宅のリフォームの場合にも要件を満たせば適用されます。
新築・リフォームを検討中の方は、ぜひZEHについて調べてみてくださいね。
#TAGS
SUPPORTサポート
-
ショールーム
バリアフリー体感や生活空間の確認、多彩な商品ラインナップによるコーディネートなどをご覧いただけます。
ショールーム一覧 -
商品カタログ
最新の商品カタログをオンラインでご覧いただけます。
カタログのご請求はご請求フォームか、最寄りの営業所へお申し付けください。
-
メールでのお問い合わせ
ノダ製品についてのご相談やご質問はお問い合わせフォームよりご連絡ください。 よくあるご質問では皆様からよくいただくご質問と回答をご覧いただけます。
-
お客様相談室
お客様のご質問やご相談の電話を受け付けております。
- 0120-51-4066
- 平日 : 9:00~12:00 13:00~17:30
※土・日・祝祭日・年末・年始・夏期休暇・5月連休はお休みとさせていただきます。
※携帯電話からもご利用いただけます。